スキンケアのアイテムの中に〇〇バターという名前のものをよく見かけるようになりました。

バターとは、食べるものだけでなく、常温で固まる油脂の総称です。

数あるバターアイテムの中でもスキンケアに関心のある方ならきっとご存知のシアバター、その融点は36度前後。
ヒトの体温で溶けて扱いやすくなるバターなのです。
この記事では、おすすめのシアバターと、その保湿力やエイジング効果についてまとめました。

おすすめのシアバター

我が家でもシアバターは家族みんなで一年中使っています。

精製、未精製の両方を常備して、体の部分や好みに応じて使い分けています。

未精製シアバターのおすすめ:Out of Africa, シアバター、無香料

iHerbのシアバター一番人気は Now Foods, ソリューション、シアバターですが、私はiHerbで買うなら未精製のこちらが気に入っています。

 

Out of Africa, 未加工シアバター、無香、8 oz (227 g)
 

 

未精製らしい色と香りながら大きな不純物は漉してあるようで、黒い粒などは入っていません。

本当のシアバターの効能と使い心地を試してみたい方に向いていると思います。

精製シアバターのおすすめ

肌が弱い方には、不純物のない精製タイプのほうが刺激にならないことがあります。

iHerbで買える精製タイプのシアバターでは、ナウフーズのものが使いやすく、買いやすい値段です。

こだわる方にはオーガニック認証の商品もあります。

 

Now Foods, ソリューションズ、シアバター、16 oz (454 g)
 

 

Now Foods, ソリューションズ、シアバター、認定オーガニック7 fl oz (207 ml)
 

 

シアバターとは何でしょう

シアバターは、アフリカ大陸にあるガーナ、ナイジェリア、ブルキナファン、マリなどの国にまたがるシアベルトと呼ばれる一帯で生育されているシア(別名:カリテ/学名:Vitellaria paradoxa)の木の実からとれる油脂です。
精製していないシアバターはクリーム色でナッツのような香りがします。

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実をつけるまでに数十年を要するこの木から取れる大切なシアバターは、美容に、健康に、あらゆる用途に有効なことから、世界中で重宝されているものです。

神聖な木とされるシアバターの収穫から抽出まで全ての過程に携わることが許されるのは女性だけ。

それは現在においても女性の仕事とされ、このことがアフリカの女性たちの地位の向上や生活をよりよくするものにつながるとあって、フェアトレードの対象の一つとなっています。

特筆すべきはその保湿力。

日々強い日差しにさらされているはずのアフリカ女性たちの肌が美しいのは、自然の力を利用したスキンケアによるもの。

シアバターは天然物質でありながらもSPF効果があり、副作用がなく、安全かつクレンジングのいらない日焼け止めとしても役立っているのですその高い保湿力で有名なシアバターですが、炎症抑制や皮膚の再生をうながすアンチエイジング効果も見逃せない特長です。

africangirl

 

シアバターの有効成分

主成分

・ ステアリン酸
飽和脂肪酸の一つ。
なめらかでのびのよいテクスチャーのもととなっています。
長時間持続する高い保湿力に加え、抗酸化作用があります。
石鹸やクリームの原料などに多く用いられており、非常に酸化しにくく安全性が高い物質とされています。

・ オレイン酸
ヒトの皮脂と同じ成分(ヒトの皮脂を構成する脂肪酸の主成分)で、肌には欠かせないもの。
皮膚に吸収されやすく、紫外線や乾燥から肌を守ります。
角質をソフトする作用があるので、シワの改善・防止にも効果があります。乾燥しにくい物質です。

/2019.7.16 AM7:59まで\

微量成分

・ トコフェノール
シミ・シワ、たるみへのエイジングケア効果があることで知られる天然ビタミンEの事です。皮膚の脂質の酸化を抑えます。肌荒れやニキビなどの炎症を鎮静させてくれます。
血行をよくし、肌の再生をうながす働きもあります。
アトピー肌にもシアバターは良いと言われるのはこのことからです。

・ パルチミン酸
ビタミンAを安定させる働きで、シワを抑えます。
過剰な皮脂分泌を抑え、ニキビなどを防ぎます。

・ リノール酸
月見草などにも含まれ、メラニン生成を抑制するのでシミに効果があると言われます。

・ アラントイン
自然治癒を助ける効果があります。
損傷した皮膚の再生を促します。

・ トリテンペンアルコール
親水性(水になじみやすい)があるので、肌の質感を柔らかくし、ふっくら柔らかい肌へ近づけます。

・ カロチノイド
天然色素のことです。活性酸素を取り除く抗酸化作用が強力です。
皮膚、粘膜の再生を助けます。

white shea butter

いろいろな使い方

全身に使えて安全性の高いシアバター、どんどん活用したいものですね。

シアバターの使用量は大豆一粒分または1円玉ぐらいずつというアドバイスをしているお店が多いようです。

少しとって、手の平に乗せて体温で溶けてから使いましょう。

つけすぎないことがポイント。非常にのびが良いので、少しで足りてしまうことに驚かれるかもしれません。

肌に薄い膜をつくるぐらいの使用でも、効果は十分に期待できます。

お風呂上り、洗顔後のフェイスケアに
タオルでふいたあとすぐでも、化粧水の後でも。軽くマッサージしながら塗りましょう。
あらゆる肌トラブルを防ぐ効果があります。

日焼け止めとして
SPFが5から8と言われています。
短時間の外出ぐらいの日焼け止めとしてはこの数値でも対応可能ですが、気になる方はシアバターを塗った上から日焼け止めを塗ったりしているそうです。
室内の日焼け止めとしてならまず十分ですし、なによりクレンジングがいらないという点が魅力ですね。
もちろん、日焼けあとのケアとしても頼れる存在です。

リップクリームやハンドクリームとして
安全性の高い成分ですから、唇のケアにもOK。
手につけたものは料理などを介して以外と口に入ってしまいますから、そういった点でハンドクリームとしてもシアバターなら安心です。

まつ毛ケアに
血行をうながすのでまつ毛の発毛・育毛のためのまつ毛ケアに。まつ毛に薄く塗ります。
デリケートな場所ですが、刺激のないシアバターならいいですね。

ヘアケアに
パサつきが気になるときはいつものシャンプーに少しだけ混ぜてみると、べとつかず髪がしっとりします。
もちろん、シャンプー後のアウトバスコンディショナーとしてもいいですね。
まとめ髪などのスタイリング剤代わりとしても、香料のきつい香りもなく自然な仕上がりにしてくれます。
炎症抑制効果があるので、頭皮に赤みやかゆみがあるときにマッサージすると抗炎症作用でスッキリします。保湿効果でフケにも。

ボディスキンケアに
カサつきやすい肘、膝、カカトはもちろん、セルライト(下半身の皮下脂肪による凸凹)やストレッチマーク(妊娠線)の緩和にもいいそうです。

やけど、虫刺されに
炎症を鎮め、おだやかな効き目です。

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シアバターの選び方とおすすめ

シアバターは大きくわけて「精製品」と「未精製品」の二つに分かれます。

精製シアバター

色は白く、香りは弱めか、ほとんどありません。薬品など使用した科学的な処理を施し、不純物を取り除いてあります。
不純物を取り除いた時に有効成分も除かれてしまうので、効き目もアレルゲンも精製前より弱くなっています。
融点が未精製のものより若干高いので、溶け始めるのが遅く、テクスチャーが重めと感じる方もいるかもしれません。

未精製シアバター

クリーム色で、色はその時により違います。
ナッツ類のような独特の香り。
天然成分がそのままだから効果が高いです。
(3倍ぐらい違うという人もいます)
精製シアバターに比べると、成分が強くアレルゲンも残っているため、
それらが刺激と感じられ、肌に合わない人もいるかもしれません。

シアバターは先に述べた通り酸化しにくい油脂ではありますが、保管や運搬にかかる期間の環境などにより劣化をすることはもちろんあります。

企業としては、品質管理のコストや手間に加え、その時々で色や品質にばらつきのある天然物質を製品として均一の状態にして供給することは非常に困難です。

ですので、市場に出回っているシアバターのほとんどは精製品です。

せっかく自然の恵みをそのまま利用したいという気持ちもありますが、コストや体質、用途のことなどを考えると、精製品もうまく利用していけばよいのではないかな?と思っています。

もうひとつ注意したいのは、オーガニック表示イコール未精製ではないということ。
確かに、オーガニック・シアバターと謳われているものは未精製品が多いのですが、この「オーガニック」という言葉は原料の栽培方法についての表示で、バターの製造方法とは別の話。
オーガニックだから未精製とは限りませんので、その点間違いのないようにしましょう。